海外資料の調査

当オフィスでは、これまでさまざまな調査業務を行ってきた経験を活かし、現在のところ下記2点の調査を承っております。

1)ロシア・CIS諸国関連の調査
2)オーストラリア・木曜島における日本人採貝従事者に関する調査
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1)ロシア・CIS諸国関連の調査

お客様のご要望に応じて、柔軟に対応させていただきます。
例えば、あるキーワードをもとにしてロシア・CIS諸国のサイトを検索してその結果をまとめるといったご要望や、ロシア・CIS諸国のショッピングサイトである商品の相場を知りたいというご要望、まだ日本語に訳されていない現地情報を検索して翻訳して欲しいというご要望など、お気軽にご相談くださいませ。

サービス料金:応相談


2)オーストラリア・木曜島における日本人採貝従事者に関する調査

かつて木曜島で採貝労働に従事していた自身の曽祖父の足跡をたどるために、数年前からいろいろと情報収集を行っています。その中で、オーストラリア国立公文書館に多くの関連資料(就労関係書類や第二次大戦中の日本人抑留者名簿等)が保管され、インターネットを通して日本国内からもそのデジタル画像を閲覧できるということがわかりました。資料には顔写真や手型が掲載されているものもあり、これまで家族の誰も見たことのなかった若かりし日の曽祖父の写真(1910年代に撮影)も発見できました。その時の感動は今も忘れられません。

かつて木曜島で働いていた方のご遺族や、親族が木曜島で働いていたと聞いたことはあるものの詳細がわからない方など、いろんな方がいらっしゃると思います。当オフィスが特化しているロシア関連とは異なる領域ですが、少しでも情報を探していらっしゃる方のお役に立てればと思い、資料の検索方法を後述しますので、ご参考にしていただけると幸いです。

検索が難しいので代行を依頼したい、資料の和訳を依頼したいなど、ご要望がございましたら調査代行や翻訳を承りますので、お気軽にお問い合わせください。資料は基本的に英語(手書きも多数)です。


・資料の検索代行料金 1名につき ¥3,000(税込 ¥ 3,300)

※ ご希望の場合、木曜島で働いていた方の情報(漢字氏名と読み方、出身地、生年月日、乗っていた船名など)をわかる範囲でお知らせください
氏名しかわからない場合でも検索は可能です。資料の存否にかかわらず上記料金とさせていただきますので、あらかじめご了承くださいませ。料金のお振込みを確認後1週間以内に検索結果をご報告いたします。その際、資料の翻訳のご希望の有無、継続調査のご希望の有無などを確認させていただきます。
また、下記【オーストラリア国立公文書館での検索方法】5)に記載している「資料のデジタル化依頼」や「審査依頼」のみの代行や翻訳のみのご依頼も可能です。(料金は分量により応相談)

TEL  045-252-3421(ただいま、水・金・土の10時~17時のみ受付中です)

Email  info@kobaoffice.com

お問い合わせフォームは こちら

 


【オーストラリア国立公文書館での検索方法】

1)オーストラリア国立公文書館の資料検索ページに移動 → http://www.naa.gov.au/collection/search/

2)右上の Search the collection の欄に調べたい人名(木曜島で働いていた方の氏名)や関連するキーワード(出身地や船名)などをアルファベットで入力(人名を入力する際は、名と姓の間にスペースを入れます)

3)該当資料が存在する場合は、資料の一覧が表示されます。
該当資料が存在する場合、正しいアルファベットで氏名が登録されている人はすぐに見つかりますが、誤記のまま登録されている人も多く、一文字でも異なると検索結果に表示されないという注意点があります。何も情報がないと思われる場合でも、誤記を想像して入力すると情報にたどり着けることがあるため、根気よく探す必要があります。例えば Yamada Daikichiと入力したらヒットせずに、Yamado Daikitchi であればヒットするといったこともよく見られます。

4)該当資料が表示された場合、タイトルの下に Access status:Open と表示があり、かつ Digitised itemの欄に何らかのアイコンが表示されている場合、そのアイコンをクリックすると、利用制限がない状態(=黒塗り等がない状態)で文書の内容を閲覧可能です。
木曜島関連の資料は作成から100年近く経過しているものが多いためか、これまで閲覧したものの中には利用制限されたものはありませんでした。
また、Access status:Open でもアイコンが何も表示されていない場合は、デジタル化はまだ完了していないものの現地の公文書館では閲覧可能(または遠隔地から有料で資料のデジタル化を申請可能)な状態ということを意味します。

5)前述の未デジタル化資料または Access status : Not yet examined  の資料(資料公開の可否がまだ審査されていない資料)は、日本からでもデジタル化の依頼または審査の依頼が可能です。ご希望の場合、資料詳細の右上に表示されている Request copy をクリックし、必要事項を入力していきます。支払いにはクレジットカードを利用可能です。資料のデジタル化料金は、枚数によって決まっています。
料金についてのページは こちら(オーストラリア国立公文書館にリンク)
以前デジタル化の依頼および審査の依頼を行った際は、2週間前後で完了メールが届きました。非常にスムーズで有難いシステムだと感じました。

検索方法については以上です。

オーストラリア国立公文書館のサイト内での公開情報は日々更新されているため、継続的に検索を続けると、より有益な情報にたどり着ける可能性が高いと思われます。自身も引き続き調査を継続したいと考えております。